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伝え方ラボとウェルビーイング

 

伝え方ラボとウェルビーイング

 

コミュニケーション支援アプリ「伝え方ラボ」は、ウェルビーイングを実践するための具体策のツールとして期待されています。ここでは、これらの関係性と今後の可能性についてお話しします。

 

 

 

なぜ今、ウェルビーイングなの?

 

なぜ今、ウェルビーイングが注目されているのでしょうか?
ウェルビーイング(Well-being)が注目されている背景には、以下のような理由が考えられます。

1,メンタルヘルスの重要性の認識

近年、多くの国や組織でメンタルヘルスの問題が増加しているとの報告があります。ストレス、抑うつ、不安などの心の問題は、個人の生活の質や職場の生産性に大きな影響を与えることがわかってきました。このため、予防やケアのためのウェルビーイングの取り組みが重要とされています。


2,生活の質の追求

経済的な豊かさや物質的な成功だけでなく、人々は「幸福」や「生活の質」を追求するようになってきました。ウェルビーイングは、心の健康や満足度、人間関係の質など、幸福の多面的な要素を包括しています。

3,ポジティブ心理学の影響

ポジティブ心理学は、人々の強みやポジティブな側面を重視する心理学のアプローチであり、これがウェルビーイングの概念の普及に大きく寄与しています。

4,技術の進歩とデジタル化

スマートフォンやウェアラブルデバイス、アプリケーションなどの技術的進歩により、自分のウェルビーイングを計測、トラッキング、向上させるツールが増えてきました。

5,持続可能な開発目標(SDGs)

国際的な取り組みとして、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げられており、その中でも「健康と福祉」に関連する目標があります。これに伴い、ウェルビーイングの重要性が再認識されています。

6,働き方改革

企業や組織において、働き方改革やワークライフバランスの推進が進められており、その中で従業員のウェルビーイングの向上が重要なテーマとなっています。

これらの理由や背景から、ウェルビーイングは現代社会において多くの注目を集めており、個人の生活の質の向上や組織の生産性の向上のためのキーとして位置づけられています。

 

 

ポジティブ心理学とウェルビーイング

 

ウェルビーイングは、ポジティブ心理学から生まれました。

ポジティブ心理学とは、人間の素晴らしい部分に焦点を当てて持続的な幸福を追及するための研究・学問です。

持続的な幸福を追求するには、「一時的な幸福」「瞬間の快楽」ではなく、ウェルビーイング、すなわち幸福である状態を高いレベルで保つ必要があります。

 

ウェルビーイングとは


ウェルビーイングとは、一般的に「幸福」と訳されています。

この場合の幸福は、「肉体的」「精神的」「社会的」な健康といった概念すべてを包括しており、「満足した生活」「多面的な幸せ」「持続的な幸福」といった意味合いで用いられているのです。

継続的な幸福という意味合いからも分かるとおり、瞬間的な幸福の概念はありません。

 

 

PEAMAモデル


ポジティブ心理学には、PERMAモデル(ウェルビーイングを高めるためのフレームワーク)があります。PERMAモデルを構成する5つの領域について解説しましょう。

 

  • P(Positive emotion,ポジティブ感情)
    E(Engagement,没頭や没入)
    R(Relationship,良好な人間関係)
    M(Meaning,人生の意味や意義)
    A(Accomplishment,達成したり完遂したりする感覚)

 

 

PEAMAモデルと伝え方ラボ

 

アプリ「伝え方ラボ」は科学的に評価が行われ、自尊感情、自己肯定感、ストレス対処力の向上に対して効果が認められています。この伝え方ラボの活用し、自己理解と他者理解を進めることで、以下のようにPEAMAモデルが実現可能となります。

 

  • P (Positive Emotion) - ポジティブな感情:
    自分を知り、他者の視点との違いを理解することで、性格の違いによるコミュニケーションギャップの解消によって対人ストレスが減り、人々はよりポジティブな感情を経験する可能性が高まります。

     

    E (Engagement) - エンゲージメント:
    対人ストレスを自己対処できることで、自分本来の興味あることに集中しやすく、高いパフォーマンスを発揮し、エンゲージメントやフローの経験が増える可能性があります。


    R (Relationships) - 良好な人間関係:

    コミュニケーションギャップを解消することで、自己肯定感の向上とともに、人間関係の質が向上し、より深い絆や信頼関係が築かれる可能性があります。


    M (Meaning) - 意味・目的:

    自分自身の軸を明確にすることで、自分らしさとは何か自覚し、人生において何が大切で、優先する内容が何かを明確にして、自羅の人生に深い意味や目的を見出すことができる可能性があります。


    A (Achievement) - 達成:

    人間関係の質を向上させ、他者との円滑なコミュニケ―ションにおける成功体験を積むことで、夢・目標に向かい乗り越える力を向上させ、達成することができるでしょう。またその達成を共に喜び、褒めて認めてくれる仲間の存在がいることで、自己肯定感の向上・新たなチャレンジにつながり、よい循環が期待できます。

 

このように、今後ウェルビーイングの実現において「伝え方ラボ」が果たす役割は大きいと予測できます。